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「サイレント辞退」とは?
「サイレント辞退」とは、企業から通知された内定を承諾したにも関わらず、その後連絡が取れなくなり、明確に辞退する意思を表明しないことや、選考途中で連絡が取れなくなることを指す言葉です。
実際のところは辞退はしていなくても、重要な連絡にも返信せず電話も出ない等、連絡が途絶えることから結果的に辞退も同然と捉えられることから「サイレント辞退」と呼ばれています。
近年の新卒採用は売り手市場ですので、1人の学生が多数の内定を取得する傾向にあることからも「サイレント辞退」今後も増えていくことが見込まれます。
「サイレント辞退」をする人の特徴
返信が遅い
とにかく返信が遅い人は要注意です。
もちろん、皆さん忙しい日々を過ごしていると思いますので、1~2日くらい遅れてしまうこともあると思います。
・電話しても繋がらない
・メールの返信がない
この状態が「1週間」続いたら、注意しましょう。
内定承諾した当初は返信が早かったのに、急に遅くなった人も要注意です。
積極性がない
積極性がない人は要注意です。
積極性がないということは、何か悩んでいたり迷っているのが現れているサインかもしれません。
特に、内定承諾後の社員との交流機会や内定者同士の集まりなどで、以前のような積極性が感じられないと判断したら、早いうちに本人に確認してみましょう。
辞退を予防する方法
定期的に連絡を取る
シンプルな方法ですが、定期的に連絡を取りましょう。
頻度が多すぎても、かえって逆効果になるかもしれないので、月に1回程が良いと思います。
又、連絡手段はメールよりも「チャットツール」がおすすめです。
チャットのほうが手軽ですし、メールだと「なんて返信したら良いんだろう・・・」と返信するハードルを感じてしまいます。
【無料で利用できるチャットツール】
・LINE WORKS(ラインワークス)
・Chatwork(チャットワーク)
・Slack(スラック)
・Microsoft Teams(チームス)
などがあります。
チャットでは文面に「確認したら、”いいね”してくれると嬉しいです!」と伝えています。学生も返信する手間がありませんし、こちらも見てくれたことが確認できますからね!
社員との交流機会を設ける
実際に働いている社員と交流する機会を設けましょう。
社員と交流することで「入社後の環境」や「仕事やキャリア」のイメージを少しでも掴んでもらえます。
又、そういった機会に参加する社員はできる限り参加学生の年齢が近かったり、志向が似た方が良いです。
年齢が離れている社員や志向の遠い人だとギャップを感じ、逆効果になる可能性もあります。
以前、年齢が離れた社員に対応してもらった際に、学生から「会社の雰囲気は伝わったけど、もう少し年齢が近い人の方が話しやすかった」と言われました。
内定者同士の交流機会を設ける
早期に同期同士の関係性を構築することで内定辞退が出にくい環境が構築できます。
交流方法はオンラインで企画を実施したり、対面で研修を行うなど方法は様々あります。
「内定者専用SNS」を展開して、そこでコミュニケーションを取ってもらうのも良いと思います。
入社までの不安を取り除き、エンゲージメントを高められるように取り組みましょう。
入社前から同期と関係性ができていると、安心だよね。
まとめ
今回は「サイレント辞退」について解説しました。
新卒採用が売り手市場であることや、就活の早期化により、今後も新卒採用の難易度が高くなると言われています。
そんな中でせっかく選考に参加してくれた学生や、内定承諾してくれた学生が「サイレント辞退」してしまわないように対処を行いながら採用成功に繋げましょう。
今回の記事が少しでも参考になると嬉しいです。
それでは、今回は以上です!お疲れ様でしたー!
お願いだから、誰も怒らないから「辞退します」と一言くらい言って欲しいよ〜。